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タイトル
  鬼武者鬼武者 小説  
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  第漆話 『再会』  
 

「久し振りね・・・左馬介」

信じられない状況に、左馬介は暫く声を発する事が出来なかった。

「・・・か、かえで・・・かえでなのか?」

「そうよ、驚いた?でも、そんな暇はないわ。今すぐ土佐へ向かいましょう。

 鬼の篭手を封印する為に・・・」

「し、しかし伯母上を置き去りにはできん・・・」

左馬介はかえでの出現に戸惑いながらも、熙子を残して城を逃れる事に反対した。


そこへ、堀勢の追撃を逃れて城に戻った定頼が現れた。

熙子の白装束姿を見て事情を悟った定頼は覚悟を決め、左馬介に“ある提案”を持ちかけた。

それは、定頼が左馬介から具足を借りて彼に成りすまし堀勢に最後の抵抗をした後、

天守に火を放ち熙子と同様この城と運命を共にする。そうすれば左馬介は既に死んだもの

として信長の旧家臣たちからも今後追われる心配はないと言うのだ。

従兄弟同士の為か、定頼は左馬介と顔つきが似ていた。彼が紅具足を身に着けていても、

遠目では堀勢にそれが左馬介でないと気付かれる事はないはずだ。

定頼の思惑どおり、敵方の目を欺く事は十分可能だろう。

「ここは私に任せ、お前は篭手を封印する事だけを考えればよい。堀の兵ももうすぐそこまで

 来ているはずだ。さあ、急ぐのだ!」

「定頼の言うとおりです。私たちの事はよいから、かえでさんと一緒に早く!」

「くっ・・・・・・」

左馬介は内心、腸が煮えくり返る思いだった。

 −またしても『篭手の封印』か!−

だが情けない事に、自分には今それに抗う術がない。

結局左馬介は不本意ながらも城を落ちる事を決意し、自らの具足を定頼に手渡した。


・・・後の世、明智左馬介は坂本城落城の直前、自分たちの負け戦の為に城内にある天下の

宝物が焼失してしまう事を惜しみ、城を包囲している堀勢に天守からそれらを投げ渡したという

逸話が残る事となる。

それが実は定頼であり、宝物を引き渡す事で左馬介たちが坂本を脱出する時間を稼いだ、という

事実は明智家の者でさえ十人に満たないという・・・

やがて船着場に着くと、かえでは左馬介に予め用意しておいた小舟に乗るよう促した。

が、左馬介は気が昂っていた所為か、この時になって初めて重大な事に気付いた。

「しまった、まだ阿児が町から戻っていないぞ!」

慌てて踵を返す左馬介。

“あこ”という名前に反応したかえでは、今来た道を引き返そうとする左馬介を呼び止めた。

「待って!・・・あのカラス天狗の女の子ね。彼女ならもう戻って来ないわよ」

「戻って来ない?・・・どういう事だ。それにお前、阿児を知っているのか?」

「・・・それは後で話すわ。とにかく今は急ぎましょう!」

色々釈然としないものを感じながら、左馬介は小舟に飛び乗った。

 

「・・・くそっ!!」

左馬介は船底に拳を叩きつけた。彼の視線の先には少しずつ離れていく坂本城があった。

「俺は・・・武士としての己の死に場所も選べないのか・・・!!」

苦悶の表情で彼は再び拳を叩き付けた。

「左馬介・・・」

舟を操るかえでは、そんな彼を見て掛ける言葉が思い付かなかった。


やがて左馬介は落ち着きを取り戻すと、訊きたい事が山と湧いた。

そして、何より真っ先に訊くべき質問をかえでに投げかけた。

「かえで・・・何故お前がここにいるんだ?おまえは確かに五年前に・・・死んだはず」

「五年前に死んだ・・・私が?・・・どういうこと?」

「・・・?」

「・・・いいわ。じゃ、わたしの方から話すわね」


かえでは二十二年前に左馬介が稲葉山城で姿を消してからの、その後の出来事を語り始めた。

 


 
     
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